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入院時はいつもと違う
入院生活は当然ですが、普段の生活と全く変わります。基本的に入浴はシャワーのみで、好きな時に入れるわけでもありません。食事の時間も量も決まっているし、消灯時間は驚くほど早いです。大部屋で部屋にトイレがある場合は同室の人に気を遣います。他人のいびきや歯ぎしりが気になっても言えません。かと言って個室は差額ベッド代が高額になるため躊躇してしまいます。少しでも入院生活が快適に送れるような持ち物をご案内します。
入院時の持ち物
基本的には各病院の入院の手引きや入院サポートのような場所で聞いたものを持ち込むことになります。
それとは別で、手引きなどには載っていなそうなものをピックアップしてみました。
- パジャマ、寝間着・・・前開きのものを用意してください。特に寝たきりだと看護師さんに手伝ってもらうことになるので、寝転がりながら着脱できるものが良いです。病院着をレンタルしてしまうのもありです。
- ペットボトルに付けられるストローキャップ・・・横になっている状態でペットボトルから普通に飲むのは至難の業です。100均などにも売られているストローキャップを使えば、簡単に飲むことができます。一つあれば付け替えられるので便利です。ただ一つ注意点として、コストコなどに売っている海外のペットボトルだと飲み口が合わないことがあるので、入院時に持ち込むペットボトルの形状はよく確認してください。
- S字フック・・・これも100均で売られています。かさばるものでもないので、買った状態のまま1袋持っていきましょう。ベッドの柵にかけて、ビニール袋をかけたり、充電ケーブルやイヤホンをかけたりできます。手術前に、どこにどんなものがあると便利かシミュレーションしておきましょう。
- 延長コード・・・充電ケーブルやイヤホンを使うことになりますが、手持ちのものが届かない場合に備えて、延長コードを用意しておきましょう。好きな長さにできるリール式が便利です。
- 電源タップ・・・スマートフォンが複数あったり、タブレットとスマホを両方使いたいという場合、同時に充電したいタイミングがあるかも知れません。iPad+androidなど、形が異なる充電ケーブルを使いたい場合も、寝たきりになると自由に抜き差しすることも難しくなるので、コンセント口が一つしかない時にはあると便利です。特にUSB充電が複数できるタイプを用意しておくと良いです。
- ビニール袋や小さいエコバッグ・・・手に届く範囲に置いておきたいものを入れるのに便利です。私はふりかけを忍ばせていました。
- 1食ずつパックになっているふりかけ・・・これは寝たきりに限りませんが、病院食って薄味でご飯があまり進みません。しかもご飯めちゃくちゃ多いです。1食200gとかです。念のため確認して、大丈夫そうなら持って行った方がいいです。
- 現金・・・自分で動けて院内の売店やコンビニに行けるなら、カードや電子マネーでもお買い物できますが、寝たきりで且つお見舞いがない場合、看護師さんにお使いを頼むことになります。その時に現金を渡さなくてはならないので、余分に持って行っておくと安心です。
手術内容によっては持っていくものとしては、紙おむつです。私が受けた外陰がんの手術では、滲出液や消毒などの薬品で汚れるので、通常の下着ははかずに紙おむつを使用していました。サイドが切れるので外しやすく、よく伸びるので履きやすいです。大人用の紙おむつに抵抗がある方は、ショーツ型の生理用ナプキンを用意しても良いかもしれません。
紙おむつは事前に用意してなく、病院内の売店でちょこちょこ買っていたので出費が嵩んでしまいました。手術内容や入院時の生活についてよく聞いておいて、必要だと思ったら事前に買っておくことをおすすめします。
持って行かなかったけどあったらよかったな
入院時から退院にかけて、持ってくればよかったなと思ったものを紹介します。
- ドライシャンプー・・・寝たきりでシャワーも浴びれず、頭はかゆくなるしにおいも気になりました。ドライシャンプーがあれば、少しはマシだったかなと思います。
- 紙媒体のもの・・・基本やることが何もないので、テレビを見たり、スマホやタブレットをいじったりしている時間がほとんどでした。デジタルのものは面白いですが、疲れてしまうこともあり、本や雑誌があればな、と感じていました。
- マッサージグッズ・・・寝たきりなので脚などのマッサージは難しいですが、上半身をマッサージできるグッズ(ローラーやツボ押しなど)でリフレッシュしたい気持ちになりました。
- 耳栓・・・周囲の音が気になることもあるので、あると良かったかなと思います。イヤホンで代用も可能ですが、寝ているときなどは邪魔になるので、耳栓の方が扱いやすいです。
- お菓子・・・特に食事制限もなかったので、好きなものを食べて入院生活のストレスを発散したかったです。食べ過ぎはNGですが、食事制限がない人は少しずつつまめるものを持っていくのも良いかもしれません。
最後に
今回は入院時に持っていくと良いものをご紹介しました。ただ、退院時に体力が落ちている可能性もあり、荷物は極力少なくした方がいいかなとも思うので、必要に応じてチョイスしてみてください。今後入院される方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。